"Dutch Harbor"を観て、ヴェルトフを観て、"略称・連続射殺魔"とフレデリック・ワイズマンについて考え、ストイックな記録映像の可能性について多くのことを気が付かされた日。被写体に対して、あくまで沈黙する他者として対峙すること。「自分がどう感じたか?」を意識し出すと、ドキュメンタリーはすぐに腐る。よくあるプライベート・ドキュメンタリーや自分探し映画に、本当に観るべきものがどれ程存在するだろうか。

久しぶりに観たが、エンディングのオルークとウィル・オールダムの音楽は泣きそうになるくらい、心にしみる。歌声とノイズの併置、飽和、そして切断。これはあり得たかもしれない、もうひとつのGastr Del Solである。この頃のオルークの音楽は本当に良かった。