午前中に研究室に寄って雑務と荷造りを行い、昼過ぎに出発。機材と取材の際の資料本とで、計数十キロの荷物となる。遠方に行く際は、どうしても大荷物となるので、いつも腰痛が心配だ。
まずは松本俊夫先生とお会いして、準備中の論文のための取材。新宿ルノアールで待ち合わせていたのだが、私の勘違いからルノアールの支店を間違えて遅刻してしまう(本当に申し訳ありません)。先生には50年代と60〜70年代の違いについて、すなわち前衛ドキュメンタリーを指向していた頃と、実験映画を指向していた頃の違いについて、当時の状況も含めてお聞きした。やっぱり同時代の空気と言うものは、後から書物を通してではなかなか伝わってこないものだと実感した。とても貴重なお話をお聞きすることが出来た。
その後、大急ぎで高円寺20000Vに向かう。目的は勿論Genocide Organのファイナルライブである。ライブの内容は後ほどレヴューします。
翌日は、日中には森美術館のコルビュジェ展と、オープンしたばかりの21_21と国立新美術館の見物。コルビュジェ展は内容の膨大さに圧倒された。建築の仕事の変遷も大変興味深かったが、午前中は絵を描き、午後に建築の仕事を行ったというコルビュジェの生き方、そしてその最後が印象的であった。建築家と言うよりも、トータルな芸術家としてのコルビュジェが浮かび上がる良質な構成であったと思う。また個人的に、やっぱり何をするにしても日常的に描くこと、その行為が重要だと感じた。21_21のチョコレート展はノーコメントとしたいところではあるが一言述べると、デザインが明確な社会性を持たされずにアウトプットされること、それは歴史と言う縦軸も社会性という横軸も持たない、軽薄極まりない表象に陥ることなのだと感じた。(ジェームズ・モリソンの写真を除く。あれだけは良かった)そして国立新美術館にも足を伸ばすが、観たい展覧会がある訳もないので、黒川紀章の建築を見物するのみとした。その後、買い物で増えた荷物をコンビニから自宅へ送付する。
夜はGenocide Organの二日目を観た。私はただのいちファンに過ぎないが、彼らと短いながらも言葉を交わし、一緒に写真に収まったことは、生涯の想い出となった。その現代社会に対してコミットする姿勢に深い感銘を受けた。またJOJのチャコさん、服部氏とも言葉を交わし、彼女らのCDを一枚購入した。タイトルは下記。
Jack or Jive - Absurdity/CD
この日は疲労がピークに達し、宿をとって泥のように眠る。翌日は名古屋に戻ったものの、案の定腰痛が再発したので有休にて休養をとることとなった。それにしても実に濃密な週末であった。