
(Broken Flag/LP)
まずA面。毒々しくうねる図太い電子音にヴォイスが搭載され、ジリジリと迫り来る#1。そして前半の悲鳴のような積層されたノイズに被さる不気味な語りから、一転して暴虐ノイズへと向かう#2が印象的なRamleh。続くUn-Kommuniti(若き日のステレオラブのメンバーによるノイズユニット)は焼け付いた電子ノイズが容赦なく降り注ぐハードな展開。B面は、まずフィードバックノイズと崩壊したバンド編成でのインプロが繰り広げられるMatthew BowerらによるPure。そして記載はされていないが、恐らくはConsumer Electronicsによるものと思われるオルガンのドローン作品と、幾つものパワーエレクトロニクス作品が収録されている。これが多重録音やディレイを用いた出色の出来。Consumer Electronics名義としては最高傑作ではないだろうか。このConsumer Electronicsも、冒頭のRamlehも、アジテーションはディストーション系エフェクトに頼っていないのだが、その精悍な声質もあって、非常に美しいと感じられてしまう。Matthew BowerやGary Mundyという、後にノイズから離れて変貌してゆくRamleh〜Skullflower〜Total人脈が顔を揃えている一枚でもある。