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夏の終わりの読書

読書三昧の日々。足立正生「映画の戦略」は雑誌「映画批評」で読んだものも多かったが、まとめて読むと考えさせられることが多い。この本は自室机横の本棚の「座右の書」セクション入り確定である。今村太平「記録映画論」は昭和15年の初版ということもあり、痛みも激しく旧字体がすこぶる読みにくいが、この時代の記録映画についての論考に直接触れられて新鮮ではある。

60年70年安保当時の言説や文化を調べれば調べるほど、果たして自分はいまここにおいて主体的な行動を実践しているのかとの疑問が浮かぶ。なにも直接政治運動にコミットするという訳ではないが、自分を取り巻くレベルの情況に対して何かを成すべきなのかもしれない。ちょうどサルトルをかじっていることもあり、強くそう感じる。こんな青臭い考えは思春期に終わらせておくべきものなのかもしれないが、形式主義において芸術を消費する期間が長かったので、自分は今頃こんな精神発達段階にある。

ところで私は基本的に文学と演劇がとにかく苦手であるが、その理由はここに書かれているものと大体同じかと思う。
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2007年09月09日 12:51に投稿されたエントリーのページです。

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