音楽史を原稿に反映させるか否かで、ある音楽の先生に助言を頂く。とりあえず50年代からのテープ音楽と電子音楽はフォローせねばなるまい。さらにいろいろとお聞きした結果、太平洋戦争の問題に突き当たる。日本の音楽史は、ある程度戦前戦後で区切れるが、美術・映画はそうではないのだ。戦前から抽象や映画は国内に入ってきており、これを切り離して戦後から歴史を語ることは危険ですらあるのだ。戦前の衣笠貞之助、あるいはプロキノ、アマチュア前衛映画、戦中の亀井文夫、これらは映像を語る上において切り離すことが出来ない源流である。概ね戦後からスタートさせるつもりであった私の読みは、やはり大雑把過ぎた。注釈を付けて対応するつもりだが、それでも充分なのかどうかは疑問が残る。