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作業中

資料の山のなか、原稿を終日。戦後間もなくの花田と岡本のライン、そして瀧口のラインと、後の実験工房メンバーの関係を整理したいと思う。自分自身の思い違いもいくつか発見されて、大変だが面白い。

結局自分はこのように学として芸術(文化)の意味とその歴史を調べることが好きなのかもしれない。もともと美大生の頃は稚拙ながらも表現を行うことに享楽を感じていたが、年を経るごとに表現への疑問を感じるようになった。その最たる理由は歴史と現状況の交錯点であるいまにおいて、自分が何かを制作することの必要性が見えなくなったためである。そして「見えなくなったのならば…」と、歴史と現状況への理解を深めることに没頭するようになる。その研究的傾向がいつか制作的傾向に反転することを期待しながら(ただし制作にまつわる技術の勉強は継続する)。しかし研究的傾向と制作的傾向は一致するどころか、ますます乖離してゆくばかり。両者は別物なのかと最近は思う。しかし松本俊夫、秋山邦晴、そして瀧口修造といった書き手でありながら、作り手でもあった偉大過ぎる先人のことを思うと、その何百分の一の成果も生めないだろうが私もそうありたいと思えるのだ。

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2007年10月08日 19:28に投稿されたエントリーのページです。

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