アメリカ映画・メディア学会(SCMS)の東京での大会が中止になったらしい。私は会員ではないが、恩師や知人が発表をする予定だったので、何日か見に行くつもりでいた。中止理由は新型インフルエンザの流行のためだそうだ。コーディネーターの方の無念をお察しします。
せっかく飛行機のチケットを取ったので、搭乗日を変更して、パスするつもりでいた名古屋での映像学会の大会に行こうと思う。会場はなんと野依記念学術交流館。前に住んでいたマンションからならすぐの場所だが、今回は違う。移動で丸一日潰れる。今回はANAではなくスカイマークで行くので、旭川まで鈍行で出て、そこから羽田へ飛び、そして新幹線という強行軍になる。何でわざわざ行く気になったかというと、今回の講演ゲストがメアリー・アン・ドーンだったからだ。近年、海外のフィルムスタディーズの文脈にある映画研究者に、視覚芸術そのものを論じるような傾向が見られるのだが、実際に講演を聴いてその辺を確認してみたいと思った。しかも関連企画として、以下のような中京大学の公開講座まである。
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中部地域で行われる日本映像学会第35回大会に連動して中京大学ではメアリー・アン・ドーンさんの公開講座を大会の前日29日に開催します。
「Has Time Become Space? 時間は空間になったか?―映画、デジタルアート、予告編」
日時:5月29日(金)3:00~4:30
会場:名古屋市科学館サイエンスホール
講演概要:杉本博司の劇場写真シリーズ、jim campbellのデジタル写真、蔡明亮の「楽日」、それにハリウッド映画の予告編などを分析しながら、ベルクソンとジェイムソンがそれぞれの見地から批判的に提起した「時間の空間化」という問題系を、現代のメディア環境に生じている特徴的な現象として読み解き、再考します。
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私はフィルムスタディーズの文脈とは一切関わりなく、実験映画や現代美術(ビデオアート、メディアアート)の文脈で今まで細々とやってきたので、商業的な劇映画や銀幕のスターを文化論的に読み解いたりするタイプの映画研究にはそれほど興味がない。だが、この講演内容は興味の範疇、ストライクゾーンど真ん中である。(もう申し込みは終わっているようです。)
あとは、この前後で「ヴィデオを待ちながら」と池田亮司展を観ようと思う。この機会に行かないと会期が終わってしまう。