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2009年08月 Archive

2009年08月02日

記録: 本日の散財

以下、Amazonにてオーダー。
Sandy Denny - She Moves Through the Fair / LP
ノーマン・マクラレン - ノーマン・マクラレン マスターズ・エディション / DVDx5
山田尚子 - けいおん!2 / Blu-ray
限界小説研究会=編 - 社会は存在しない―セカイ系文化論
毛利嘉孝 - ストリートの思想 転換期としての1990年代

以下、Molehillにてオーダー。
STREICHER - Legion St. George, Gnadelos / CD
STREICHER - Oi Terrorists, Blood & Honour / CD
STREICHER - Ironclad, Bulldog Breed / CD
STREICHER - Annihilism, The Whitest Power, Juda Verrecke! / CD
VIVENZA - Realites Servomecaniques / LP

2009年08月03日

80年代から90年代にかけて

リニューアルということで、remixをかなり久し振り(大体10年振り)に購入して読んでみる。特集はセカンド・サマー・オブ・ラブ。これは80年代から90年代にかけての文化の再解釈、再評価である。とても興味深く読んだ。

10年前の私はダンスミュージックの政治的意味なんて考えもしなかったが、今なら多少はそれについての考えを巡らせることもできる。それはパンクであり、DIY文化であった。現在ならばアナキズム的なストリートの抵抗運動の文脈で把握しなおすことも有効だと思う。
しかしながら今の私は、それ(社会的な抵抗運動としての把握)に全面的には賛成できないというか、不明瞭な違和感を自分のなかに発見してしまっている。現実社会をどう把握するかという意識において揺らぎが不足しているように感じられるというか、現実社会を想像のなかで把握することも時には必要ではないかと思えてくる。この想像という言葉は、レイヤーを複数枚持った、重層的な歴史観と言い換えることもできるだろう。

ちなみに南部真里のジョン・フェイヒーについてのテクストは、かなり面白かった。この連載は楽しみだ。(話は逸れるが、連載が楽しみということであれば、このところ阿木譲のブログが面白くて仕方ない。http://www.nu-things.com/blog/index.html

ともかく、80年代から90年代にかけての文化の再解釈は、最近の佐々木敦や毛利嘉孝の本のように、今後も様々な書き手によって更に進められるだろう。一読者として楽しく読ませてもらいたいと思っている。

しかしながらその一方で、自分が本当に興味のあるのは、そのもう一段階前、50年代から70年代前半にかけてなのだなと自覚する。正直なところ、80年代から90年代という時代に対しては、それほど大きな親近感は持ち合わせていない。

2009年08月04日

田中純と『「芸術」の予言!!』

読売を読んでいないので知らなかったが、田中純による『「芸術」の予言!!』の書評が紙面に掲載されたらしい。もっと多くの人にこの本が読まれることを願う。
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20090727bk03.htm

という訳で、田中純のブログも以前より愛読している。
http://before-and-afterimages.jp/news2009/

マース・カニングハム死去

7月26日に、マース・カニングハムが亡くなったことを知る。
http://www.merce.org/

芸術が終って行くことに焦燥感を覚える。

R.I.P

2009年08月06日

最近の話題

「けいおん!」のBDとDVDが売れているらしい。もちろん売り上げは内容の善し悪しとは無関係だが。身近なところでもあまり商業アニメを観なさそうな知人が、「けいおん面白かったですね!」と突如カミングアウトして来るので驚く。萌えの記号的様式を上手く外して、生活感を上品かつ柔らかく見せているあたりが、受けた理由の一つなのだろう。ところで私は澪でもなく、唯でもなく、律派である。番外編を見て目覚めてしまった方も多いことと思う。早いところブルーレイ視聴環境を整えたい。結局何を言いたいかというと、どうか二期を作って下さいということです。

エンドレスエイトについては、制作会社の過去作品に見え隠れしていた、嬉々としてネタに走るようなバランス感の危うさが、奇抜を善しとする製作の方針と相まって、まずい形で露呈したケースだと捉えている。とは言え、エンドレスエイトさえ終れば、続くエピソードを何事もなかったかのように視聴できる、無責任な消費者であることは自覚している。

2009年08月07日

最近の読書

「ストリートの思想 転換期としての1990年代」を読んだ。マルチチュードが芸術と文化を実践のなかから生み出すこと、そのような芸術と文化を社会的な意味において把握することについての有効性は認める。しかし、どこか違和感も覚える。
例えば疑問に思うのは、下記のようなことだろうか。
・その芸術と文化の品質は、何によって判断されるのか?
・その芸術と文化は、コンテクストの深度において、かつての芸術や文化に匹敵するのか?
要するに、連続性/歴史性に照らし合わせた価値判断がそこには存在しないではないか、ということだ。質やコンテクストに基づく評価基準それ自体が、個別の閉鎖的なカテゴリーの作り出した固定観念に過ぎず、それよりも芸術や文化を我々の生活の実践において取り戻すことこそが最重要なのだと言うならば、私はその考え方に賛同することができない。画一的な社会的解釈は、閉鎖的な評価基準を固守するのと同じくらいに問題含みである。どうしてもこのタイプの考え方は、有効性は認めるのだが、性急すぎるように思えてならない。
それでも、日本におけるポストモダニズムの受容が、社会的実践を伴わないものであったという分析や、カルチュラルスタディーズの受容についての説明は興味深い内容だった。

2009年08月08日

本日の散財

以下、日本の古本屋にてオーダー。
フェリックス・ガタリ 他 - 東京劇場-ガタリ、東京を行く

以下、BFIにてオーダー。ついに実験映画もブルーレイ化される時代になった。いいかげんに視聴環境整えます。
Stephen Dwoskin - Central Bazaar / DVD
Chris Welsby - Chris Welsby: British Artists' Films / DVD
Eija-Liisa Ahtila - Cinematic Works of Eija-Liisa Ahtila / DVD
Hans Richter - Dreams That Money Can Buy / DVD
Ian Breakwell - Ian Breakwell: British Artists' Films / DVD
Jayne Parker - Jayne Parker / DVD
Nina Danino - Temenos / DVD
William Raban - William Raban: British Artists' Films / DVD
Jeff Keen - GAZWRX The Films of Jeff Keen / Blu-ray x3
Kenneth Anger - Kenneth Anger's Magick Lantern Cycle / Blu-ray

2009年08月10日

本日の散財

以下、Amazonにてオーダー。
Destroy All Monsters - 74-76 / CDx3
John Fahey - Requia & Other Compositions for Guitar Solo / CD

以下、日本の古本屋にてオーダー。
スティーヴ・J・ハイムズ - サイバネティクス学者たち アメリカ戦後科学の出発

大学図書館経由で『日本映画論言説体系』を相互貸借にて取り寄せて頂く。

2009年08月15日

本日の散財

以下、TescoにてGO新作の予約分に追加してオーダー。
VA - VI Congresso Post Industriale / CD
Death Pact International - Sieg / CD Box
Solanaceae (OTWATM) - Solanaceae / CD
Solblot - Sommarsang & Soluppgang / 7EP

中古レコ屋のない生活に慣れてきて、日常生活のなかでの音楽との付き合い方にも、やや距離が出てきたように思う。この頃はノイズ界隈の音楽であれば、アンチとしての批評性や社会へのコミットメントを作品のなかに取り込んだものでなければ聴く気が起きない(メタか本気かは問わない)。形式についての実験に接したいのであれば、ある時代の現代音楽と、一部の電子音楽を聴けばいい。

2009年08月16日

本日の散財

以下、Molehillにてオーダー。Private Editionの着眼点がどうも気になる。おもしろい動きを見せているレーベルだと思う。
Regim - Stabbed By The Blind / LP
RJF - Greater Success In Apprehension & Convictions / CD
no artist - Dokument #5: The Myth Is In Art / MC

2009年08月17日

本日の散財

以下、Amazonにてオーダー。
矢部史郎, 白石嘉治 他 - VOL lexicon
粉川哲夫 - これが「自由ラジオ」だ
森山朋絵 - 映像体験ミュージアム イマジネーションの未来へ

以下、とあるネット古書店にてオーダー。
ドゥニ・オリエ:編, ジョルジュ・バタイユ 他:著 - 聖社会学 1937-1939 パリ 「社会学研究会」の行動/言語のドキュマン

最近の読書

佐々木敦の「ニッポンの思想」を読んだ。私は佐々木敦やその周辺の人たちのやっていることとは、結局のところ80年代〜90年代の残滓を引きずったかのような、文化がカタログ化した後の状況下における、多様な項目=商品の陳列に過ぎないのではないかと常々疑問に思っていた。それは相対化のなかで、項目の横滑りと他者の文化の簒奪(商品化)を続けるのだと。
しかし、この著書を読んではっきりと分かった。私の理解が誤っていたのかもしれないと。彼はそのような状況の変化を、批判的に、かなり正確に把握している。しかしながら、いつの時点で彼はその把握に至ったのであろうか。以前からそこに至っていたのだとするならば、彼の活動については「何故?」という疑問を持たざるを得ない。もしくは敢えて気がつかないふりをする意図があったのだろうか。敢えてであったとするならば、私はその意図に強い関心を持つ。
80年代以前との比較において物事の流れを語っていない(これはページ数的に仕方ないが)とか、ゼロ年代の考察が若干雑である(「ゲームボードの再設定」の部分は、正直いってよく分からない)とか、引っかかる部分はいくつかあったが、読了後、私のなかでの著者の位置付けが大きく変化したことに比べれば大したことではない。これまでの著者の活動を根本から違ったかたちで解釈できる可能性が存在するの《かも》しれないのだ。そうであれば、私はこれを揶揄ではなく、本心から興味深いと思う。毛利の著書と比較して読むような本ではないし、東を肯定するような本でもない。これは佐々木敦についての本である。

2009年08月24日

本日の散財

以下、Meditationsにてオーダー。昼寝用のアシッドフォーク。
Stan Moeller - Thin Ties / CD
Presence - Presence / CD

以下、OmegaPointにてオーダー。スノウのフリーインプロ以外の音楽の仕事については、そのうち掘り下げて調べてみたい。
Michael Snow - 2 Radio Solos / CD
「アール・ヴィヴァン」の古書2冊
「ミュージック・トゥデイ」の古書2冊

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