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80年代から90年代にかけて

リニューアルということで、remixをかなり久し振り(大体10年振り)に購入して読んでみる。特集はセカンド・サマー・オブ・ラブ。これは80年代から90年代にかけての文化の再解釈、再評価である。とても興味深く読んだ。

10年前の私はダンスミュージックの政治的意味なんて考えもしなかったが、今なら多少はそれについての考えを巡らせることもできる。それはパンクであり、DIY文化であった。現在ならばアナキズム的なストリートの抵抗運動の文脈で把握しなおすことも有効だと思う。
しかしながら今の私は、それ(社会的な抵抗運動としての把握)に全面的には賛成できないというか、不明瞭な違和感を自分のなかに発見してしまっている。現実社会をどう把握するかという意識において揺らぎが不足しているように感じられるというか、現実社会を想像のなかで把握することも時には必要ではないかと思えてくる。この想像という言葉は、レイヤーを複数枚持った、重層的な歴史観と言い換えることもできるだろう。

ちなみに南部真里のジョン・フェイヒーについてのテクストは、かなり面白かった。この連載は楽しみだ。(話は逸れるが、連載が楽しみということであれば、このところ阿木譲のブログが面白くて仕方ない。http://www.nu-things.com/blog/index.html

ともかく、80年代から90年代にかけての文化の再解釈は、最近の佐々木敦や毛利嘉孝の本のように、今後も様々な書き手によって更に進められるだろう。一読者として楽しく読ませてもらいたいと思っている。

しかしながらその一方で、自分が本当に興味のあるのは、そのもう一段階前、50年代から70年代前半にかけてなのだなと自覚する。正直なところ、80年代から90年代という時代に対しては、それほど大きな親近感は持ち合わせていない。

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2009年08月03日 21:53に投稿されたエントリーのページです。

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